2018年6月16日土曜日

カンジタって?

カンジタって、何となく聞いた事がある人も多いと思います。
カンジタは誰にでもいる常在菌で日和見菌ですが、抗生物質の使用やストレスで免疫が落ちるとバランスが崩れ、カンジタの勢いが高まり、様々な不快な症状が出てきます。

カンジタは常在菌であり芽胞の状態ならそれほど悪さはしませんが、菌糸という毒性の強い糸をはやした状態になると、腸壁に根をはやして、腸に穴をあけてしまい、リーキーガット症候群になります。

毒性の真菌に急成長させるのが、砂糖なのです!

なので、カンジタにハイジャックされている人は、カンジタがもっとお砂糖ちょうだいと要求するので、甘いものがやめられないのです。

またカンジタは、アセトアルデヒドを出します。

これはお酒を飲んだ時に分解する過程で出る成分と同じで、肝臓は処理するのとても負担となります。

当院で、糖質制限をお勧めするのは、血糖値の乱高下を防ぐ以外にも、こういった理由もあります。

対策として、グルテンフリー・カゼインフリーもしてもらい、小麦や乳製品も控えてもらっています。

これらの食品も腸を傷つけてしまいます。



今流行りの、アミノ酸・ミネラルの摂れるボーンブロス。

リーキーガットを癒す効果があると言われています。

私も度々作りますので、ご紹介したいと思います。

私は、魚のあら(マグロなどの大型魚は水銀の蓄積が多いので×)を買ってきて、熱湯をかけて、あらを洗ったら、ミネラル豊富な塩のぬちまーすと、出汁、食物繊維の多い粉寒天を入れ火にかけ、沸騰したらシャトルシェフという保温調理器に入れて放置します。

すると数時間後には、魚の出汁の効いたボーンブロスが出来上がります。




写真のねこぶだし(左側)は、扱いやすく味も美味しいです。

スーパーで売ってる白だしとかめんつゆ、顆粒だしは表示を見ると、たいていブドウ糖や添加物がたくさん入っています。

しかし、この出汁はブドウ糖は入ってなく、若干添加物が入っていますが、手軽に使えるので便利です。

母がTVショッピングで興味をもち、プレゼントしてくれました。

魚を鳥手羽や、豚、牛の骨にして、野菜も入れると美味しいです。

時間がなくて面倒な時は、写真の鳥だしも利用してます。

これを表示通りの量の水で薄めて、ぬちまーすと、野菜や卵や豆腐、粉寒天などを入れ、さっと煮れば出来上がりです。

小腹が空いて、なにかしら今すぐに食べたいという時には、おさかなペプチドを使っています。

おさかなペプチドは、お魚由来のたんぱく質なので、これとねこぶだし(右側、こちらのねこぶだしは無添加)、をレンジてチンして、とろろ昆布(水溶性食物繊維)を入れて、飲んだりします。

カンジタ対策には、食物繊維はとても有効です。

善玉菌の餌になりますし、重金属なんかも排泄してくれますし、短鎖脂肪酸を増やしますので、腸内でのミネラルの吸収率が上がります。

自炊が難しい方、出先で何か飲みたいという方には、アミノ酸や食物繊維のサプリメントもあります。

栄養療法をやっていても、効果が今一歩と感じている方は、カンジタや重金属が栄養の取り込みを邪魔しているのかも知れません。

詳しくは、スタッフまでお声かけ下さい。